【備忘】if節ルール
【備忘】if節ルール
昨日のスタン会にてちょっと話題だったので復習をかねて備忘録。
でも昨日問題としていた所とは違かったりして・・・

総合ルール20121001.0より引用
6 呪文、能力、効果
● 603 誘発型能力の扱い
● 603.4 誘発イベントのすぐ後に記される条件付きの誘発型能力(例えば、「[[[誘発イベント]]]とき/たび/時に、[条件]場合、[[[効果]]]する/When/Whenever/At [[[誘発イベント]]], if [条件], [[[効果]]]」)は、誘発条件の一部として条件が真かどうかをチェックする。条件が真でないなら、能力は誘発しない。また、解決時にも再び条件をチェックし、条件が真でなくなっていた場合、能力は何もしない。これは、対象が適正かどうかのチェックと同じことである。このルールは「"if"節のルール」と呼ばれる。(このルールは、テキスト内の他のところに「場合/if」条件がある誘発型能力には適用しないことに注意。)


何だか分かり難かったのでMTGwikiからのページを抜粋
http://mtgwiki.com/wiki/if%E7%AF%80%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB
if節ルール/Intervening "If" Clause Ruleとは、誘発型能力のうち、誘発イベントの直後に条件文(if節)があるものに関するルール。一般的に「when 〜, if 〜, do 〜」の構文で記述されたルール文章に対し適用される。


まだちょっと難しいので解説から抜粋

例示
Howling Mine / 吠えたける鉱山 (2)
アーティファクト
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。
( At the beginning of each player’s draw step, if Howling Mine is untapped, that player draws an additional card.)

1.if節の条件が満たされていない場合には、能力は誘発しない。
(例)吠えたける鉱山がタップ状態でドロー・ステップを迎えても、能力は誘発しない。

2.能力が誘発した場合、その解決時にも条件をチェックする。この時点で条件が満たされていない場合には、その能力は何も起こさない。ただし、打ち消されるわけではないので注意(すべての対象が不適正である場合とはこの点が若干異なる)。
(例)アンタップ状態の吠えたける鉱山の能力が誘発しても、解決時までにタップされてしまったならば、追加のカードは引けない。

つまり誘発のチェックの後に効果が処理されるかの再チェックが行われるわけですね。


ただ、何やら頭が痛くなる解説が・・・
このルールは、誘発イベントの直後以外に条件文がある場合は適用されない。具体的には「when 〜, if 〜, do 〜」ならif節ルールに従い、「when 〜, do 〜 if 〜」なら従わない。


do詞がifの前後のどちらにあるかで変わるのは悩ましいですね。。。

仕分け例
Shrieking Affliction / 金切り声の苦悶 (黒)
エンチャント
各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーの手札にあるカードが1枚以下の場合、そのプレイヤーは3点のライフを失う。
(At the beginning of each opponent’s upkeep, if that player has one or fewer cards in hand, he or she loses 3 life)

if説の後にライフロスの指示があるのでif説ルールに該当する。
→手札が1枚以下かどうかで誘発のチェック、解決時に手札が1枚以下であれば3点のライフを失う。


Triumph of Cruelty / 残虐の勝利 (2)(黒)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。あなたがパワーが最も大きいクリーチャーをコントロールしているか、パワーが最も大きいクリーチャーのうち1体をコントロールしている場合、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
(At the beginning of your upkeep, target opponent discards a card if you control the creature with the greatest power or tied for the greatest power.

if説の前にカードを捨てる指示があるのでif説ルールに該当しない。
→アップキープ開始時に誘発、解決時に条件を満たしていれば手札を1枚捨てさせる。

っで合っているのかちょっと不安;;;
あとスタンダードでif説に該当するしない文言の入ったカードって他にあったかな?

ノシ

コメント

osa
2012年11月19日16:05

黒と4/3@魔王主任さんのお考えで合っております。
ひ>についても、正しい処理が行われています。

差が出る状況としては、
A:《金切り声の苦悶》をコントロール
B:手札2枚
の時に、BのアップキープにAがインスタントハンデスを使ったとしても3点ライフロスが発生しない(そもそも能力が誘発していないから)。

A:《残虐の勝利》と人間トークン(1/1)をコントロール、適当な手札
B:熊(2/2)をコントロール、適当な手札
の時に、Aのアップキープに相手の熊を何らかの手段で除去すれば《残虐の勝利》によるハンデスを発生させられる(まず《残虐の勝利》が誘発。解決前に条件を満たす盤面にすればOK)。

---
このへんは、日本語カードしか使わない自分としても、カードを見ただけでだと直感で理解しにくいため、悩みの種になっておりますorz
ジャッジをする上で、ある程度カードを覚えておかないといけないのが辛い。
怪しかったら、その場でオラクル調べて対処するしかないですね。

《残虐の勝利》とかは、
「あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。ただし、あなたがパワーが最も大きいクリーチャーをコントロールしているか、パワーが最も大きいクリーチャーのうち1体をコントロールしている場合に限る」
みたいな感じに、if節ルール(誘発時と解決時にそれぞれチェックを行うもの)のカードと区別できる翻訳を当てて欲しかったなあ、と思います。

上の文章通りだったら、絶対別の文句が出たと思いますがw
うまい翻訳をするのって難しいですね。

黒と4/3@魔王主任
2012年11月19日17:40

>>osaさん
経験値ある方のコメントは安心感もあって非常に勉強になります^^

英語→日本語
の翻訳問題は悩ましいところですね;;;

nophoto
Y
2012年11月19日22:17

とても分かりやすく、ためになりました。
カジュアルでやっていると、そういったところをあまり気にせずに進めてしまうので……。

黒と4/3@魔王主任
2012年11月19日22:32

>>Yさん
特殊な状況においてですから早々考える時もないので、ご参考になれば幸い^^
たまにルール的な穴を突いたデッキも出たりするので、コツコツと勉強なのです♪

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