【AVR】カード別FAQより気になるもの抜粋
2012年4月29日 ルール・備忘録
カード別注釈
* 《逆鱗》によってダメージを受けたクリーチャーがどのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃するかは、そのクリーチャーのコントローラーが決定する。
* そのクリーチャーのコントローラーの攻撃クリーチャー指定ステップの時点で、そのクリーチャーがタップ状態であるか、そのクリーチャーが「攻撃できない」という呪文や能力の影響を受けているか、あるいはそのターンの間続けてそのプレイヤーのコントロール下にない(そして速攻も持たない)場合、そのクリーチャーは攻撃しない。クリーチャーが攻撃するために何らかのコストが必要な場合、そのコストの支払いが強制されることはないので、やはりクリーチャーは攻撃しないことができる。
* あなたは瞬速を持つ土地でないカードを、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えることができる。
* 最後の能力は、何らかの理由でそれを唱えることができる状況でさえあれば、どの領域にある土地でないカードにも適用される。たとえば、あなたはフラッシュバックを持つソーサリーを、それが瞬速を持っているかのように唱えることができる。
* 呪文または起動型能力がコストとしてプレイヤーがライフを支払う(《グリセルブランド》の起動型能力など)またはクリーチャーを生け贄に捧げる(《投げ飛ばし》など)ことを要件とする場合、その呪文を唱えたり能力を起動したりすることはできない。
* 呪文または能力の解決など、他の原因によってプレイヤーがライフを支払うまたはクリーチャーを生け贄に捧げることは依然起こり得る。
* 《歓喜の天使》の最後の能力は、他のカードにある特定の表記を参照するものではない。むしろ、プレイヤーが特定の行動を取ることを妨ぐものである。たとえば、「アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:」という起動コストを持つ能力を、アーティファクト・クリーチャー1体を生け贄に捧げて起動することはできない(クリーチャーでないアーティファクトを生け贄に捧げることはできる)。
* クリーチャーが戦場に出たとき《天使の墳墓》がすでにクリーチャーであった場合、その能力はパワーおよびタフネスを特定の値に設定するいかなる効果をも上書きする。ただし、その他のパワーおよびタフネスへの変更は依然適用される。
* 呪文を唱えるためにキッカー・コストやその他の効果によって課される追加コストが存在する場合(《スレイベンの守護者、サリア》の能力など)、コストの減少を適用する前にそれらの増加を適用する。
* 《秘儀の打ち合い》は奇跡コストなどの代替コストを減少させることができる。
* マナ・コストに汎用マナ1点を含むインスタント呪文またはソーサリー呪文を唱えるためのコストは、1減少する。たとえば、マナ・コスト1Gのインスタント呪文を唱えるためのコストはGとなる。
* 《掲げられた軍旗》が解決されるときにあなたがコントロールしているクリーチャーのみボーナスを得る。そのターンに後から戦場に出たまたはあなたがコントロールを得たクリーチャーは、影響を受けない。
* まずアクティブ・プレイヤーがどのクリーチャーを生け贄に捧げるか選び、続いてターン順に他の各プレイヤーが選ぶ。その後すべてのクリーチャーが同時に生け贄に捧げられる。
クリーチャーを1体しかコントロールしていないプレイヤーは、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。
* 《戦いの賛歌》はスタックを使うため、対応することができる。マナ・プールに加えられるマナの点数は、《戦いの賛歌》が解決されるときにあなたがコントロールしているクリーチャーの数に基づく。
* 《血の芸術家》が他のクリーチャーと同時に死亡した場合、その能力は死亡したそれぞれのクリーチャーについて誘発する。
* 到達を持つクリーチャーは、あなたがコントロールする
* プレイヤーはコストの支払いには対応できない。《火炙り》が宣言されてスタックに置かれた後で、これに対応してクリーチャーをタップしようとすることはできない。
* 《火炙り》が与えるダメージは、それを唱えるためにタップしたクリーチャーが解決前にアンタップ状態になったり戦場を離れたりしても、変化しない。
* これによりタップされるクリーチャーはすべて、同時にタップ状態になる。
* エンチャントされているクリーチャーが黒になった場合、《奉仕へのいざない》は次に状況起因処理が行われた時点でそのオーナーの墓地に置かれる。
* 「ゾンビ」や「戦士」などの、マジックの既存のクリーチャー・タイプを選ばなければならない。アーティファクトなどのカード・タイプを選ぶことはできない。
* 《魂の洞窟》が生み出したマナによって呪文のコストを一部でも支払う場合、たとえそれがキッカー・コストなどの追加コストであっても、その呪文は打ち消されない。これは「マナ・コストを支払うことなく」唱えた呪文の追加コストを支払うためにこのマナを使った場合にも成り立つ。
* エンチャントされているクリーチャーのコントローラーがトークンを得る。
* 《悪寒》はすでにタップ状態のクリーチャーも対象にできる。その場合も、そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
* 《悪寒》はクリーチャーを追跡するが、それのコントローラーは追跡しない。そのクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にコントローラーが変わった場合、新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
* 《闇の詐称者》は、クリーチャー化した土地のように一時的にクリーチャーであるに過ぎないパーマネントを対象とし追放することができる。しかし、そのカードはクリーチャー・カードではないため、《闇の詐称者》がそのカードの起動型能力を得ることはない。
* 複数の《闇の詐称者》をコントロールしている場合、それぞれの《闇の詐称者》はそれ自身が追放したクリーチャー・カードの起動型能力のみを持つ。
* 《闇の詐称者》が戦場を離れた時点で、それは自身が追放したクリーチャー・カードの起動型能力を持たなくなる。それが戦場に戻る場合、それは追放されたカードと関係のない新しい《闇の詐称者》である。
* クリーチャーが戦場でのみ天使である場合(それが天使でないクリーチャーでかつ《異種移植》が戦場にある場合など)、それは+1/+1カウンター2個を得る。
* 終了ステップの開始時にあなたがクリーチャーをコントロールしていない場合や2体以上のクリーチャーをコントロールしている場合、この能力は誘発しない。能力の解決時にあなたがクリーチャーをコントロールしていないまたは2体以上のクリーチャーをコントロールしている場合、何も起こらない。
* この能力によってデーモン・トークンを生み出すには能力の誘発時と解決時の両方においてちょうど1体のクリーチャーをコントロールしていなければならないが、そのクリーチャーが両時点において同一のものである必要は無い。たとえば、この能力が誘発した後その解決前に1体のクリーチャーのコントロールを失った場合、瞬速を持つクリーチャーを唱えることで能力の解決時にちょうど1体のクリーチャーをコントロールしているようにすることができる。
* 「マナ・コストを支払わずに」カードを唱える場合、代替コストを支払うこともできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
* カードのマナ・コストにXが含まれる場合、その値は0になる。
* 公開したカードがあなたのコントロールするいずれかのクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードであっても、あなたがそれを唱えないことを選んだ場合、それはライブラリーの一番上に残る。
* 《狂気堕ち》の上に置かれた絶望カウンター1個につき、あなたがコントロールするパーマネント1つまたはあなたの手札にあるカード1枚を追放する。両方ではない。
* まず、あなたが追放するパーマネントか手札にあるカードを選ぶ。続いて他のプレイヤーがターン順にそれぞれ同様に選ぶ。その後、選ばれたすべてのパーマネントおよびカードは同時に追放される。よってあなたの後に選ぶプレイヤーは選択の際に、あなたがどのパーマネントを追放するかを知っていることになる。あなたが何枚のカードを手札から追放するかも知られることになるが、他のプレイヤーがそのカードを見ることはない。
* 《狂気堕ち》の上にあなたがコントロールするパーマネントおよびあなたの手札にあるカードの総数を超えるカウンターが置かれていた場合、あなたがコントロールする(《狂気堕ち》を含む)すべてのパーマネントおよび手札にあるすべてのカードを追放する。
* 能力解決時に《狂気堕ち》が戦場になかった場合、《狂気堕ち》が戦場を離れた時点でのカウンター数を用いて、パーマネントおよび手札にあるカードを何個追放するか決める。
* 《神聖なる反撃》の対象となるのは、それがダメージを与える先のクリーチャーまたはプレイヤーのみである。対象は《神聖なる反撃》を唱えた時点で選ぶのであって、ダメージを軽減する時点ではない。
* 《神聖なる反撃》の解決時に対象のクリーチャーまたはプレイヤーが不適正な対象となっていた場合、この呪文は完全に打ち消される。よってダメージは一切軽減されない。
* 《神聖なる反撃》は、あなた自身、あなたがコントロールする1体または複数のクリーチャー、および1人または複数のプレインズウォーカーに与えられるダメージを軽減することができる。
* 《神聖なる反撃》は同時に与えられる複数の発生源からのダメージ(戦闘中など)を軽減することができる。選択されたXの値ではすべてのダメージを軽減できない場合、あなたはどの発生源からのダメージを軽減するかを選ぶ。
* あなたがコントロールする複数のパーマネント、またはあなた自身およびあなたがコントロールする少なくとも1つのパーマネントにダメージが与えられる場合、選択されたXの値ではすべてのダメージを軽減できないならば、あなたはどのダメージを軽減するかを選ぶ。たとえば、あなた自身およびあなたがコントロールする2体のクリーチャーにそれぞれ3点のダメージが与えられ、《神聖なる反撃》が次の3点のダメージを軽減する場合、数ある選択肢の一例として、あなた自身に与えられるダメージ2点およびクリーチャーのうち1体に与えられるダメージ1点を軽減することができる。この決定はダメージが与えられる時点で行われる。
* 《神聖なる反撃》の効果は移し換え効果ではない。ダメージを軽減した場合、《神聖なる反撃》(元の発生源ではない)が、その軽減効果の一部として対象のクリーチャーまたはプレイヤーにダメージを与えるのである。《神聖なる反撃》が新しいダメージの発生源であるため、元の発生源の特性(色、絆魂や接死の有無など)はこのダメージに影響しない。軽減したダメージが戦闘ダメージであっても、新しいダメージは戦闘ダメージではない。あなたが新しいダメージの発生源をコントロールしているため、対戦相手を《神聖なる反撃》の対象とした場合、《神聖なる反撃》によるダメージを対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーに与えることもできる。
* 《神聖なる反撃》がダメージを軽減した場合、その発生源からの超過分のダメージ(もしあれば)はその時点で与えられる。その直後に、同じ軽減効果の一部として、《神聖なる反撃》がダメージを与える。これは状況起因処理のチェックより前に起こり、与えられるダメージの原因となった呪文または能力がその解決を再開する前に起こる。
* 対象としたクリーチャーまたはプレイヤーが依然適正な対象であるかどうかのチェックは、《神聖なる反撃》の解決後には行われない。たとえば、《神聖なる反撃》の対象となったクリーチャーが《神聖なる反撃》の解決後に被覆を得た場合も、《神聖なる反撃》はそのクリーチャーにダメージを与えることができる。
* 《神聖なる反撃》が対象のクリーチャーまたはプレイヤーにダメージを与えられない場合(たとえばクリーチャーがプロテクション(白)を得た、戦場からいなくなった、すでにクリーチャーではない、またはプレイヤーがゲームからいなくなったなどの理由)であっても、ダメージを軽減することはできる。自身ではダメージを与えないというだけである。
* クリーチャーが死亡するたびに、《戦慄の奴隷商人》がそのターンの間にそのクリーチャーにダメージを与えていたかどうかをチェックする。ダメージを与えていた場合、《戦慄の奴隷商人》の能力が誘発する。そのクリーチャーを誰がコントロールしていたか、そしてそのクリーチャーがどの墓地に置かれたかは考慮しない。
* 《戦慄の奴隷商人》およびそれがブロックした、またはそれにブロックされたクリーチャーが両方戦闘で死亡した場合、《戦慄の奴隷商人》の能力は誘発する。
* 何らかの理由で《戦慄の奴隷商人》がそれ自身にダメージを与えてその後死亡した場合、それは戦場に戻る。
* 《ドルイドの保管庫》の2つめの能力は、同一のターンに複数回起動することができる。これはマナ能力であり、スタックを使わないため、これに対応することはできない。
* 《二重詠唱》の能力は、対象を取るものに限らず、あなたがコントロールする任意のインスタントまたはソーサリー呪文を対象に(そしてコピー)できる。
* コピーはスタック上に生成されるため、「唱え」られることはない。よって、呪文を唱えたことによって誘発する能力は誘発しない。その後コピーは、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後、通常の呪文と同じように解決される。
* コピーは、あなたが新しい対象を選ばないかぎり、コピー元の呪文と同一の対象を持つ。新しい対象を選ぶ場合、その対象のうちの一部あるいは全部を変更しても良いし、しなくても良い。新しく選んだ対象のうちの1つでも不適正であれば、その新しい選択はできず、変更されないままになる(もとの対象が不適正であってもそのまま残る)。
* 元の呪文がモードを持つものであった場合(「以下のN個から1つを選ぶ――」の類の記述がある場合)、コピーは同じモードを持つ。モードを変更することはできない。
* 元の呪文に(《地震》のように)唱える時点で決定されるXが含まれていた場合、コピーは同じXの値を持つ。
* コピーのための追加コストを支払うことはできない。ただし、元の呪文に、支払われた追加コストに基づく効果があった場合、コピーにも同じコストが払われていたかのようにその効果もコピーされる。たとえば、《投げ飛ばし》を唱えるために3/3クリーチャーを生け贄に捧げた後これを《二重詠唱》の能力でコピーした場合、生成された《投げ飛ばし》のコピーもまたその対象に3点のダメージを与える。
* 一般的には、ダメージを与えられることで対戦相手はライフを失う。ライフを支払うことによってもまた対戦相手はライフを失う。
* あなたと対戦相手が同時にライフを失いその結果あなたのライフの総量が0以下になる場合、《極上の血》の誘発型能力が解決される前にあなたはゲームに敗北する。
* 2つの対象は異なるカード・タイプでもよい。たとえば、アーティファクト1つとクリーチャー1体を《幽霊のゆらめき》の対象とすることができる。
* 《腐肉化》によってクリーチャーのタフネスが0になったりタフネス以上のダメージを負った状態になったりしたことによってそのクリーチャーが死亡したときにも、そのクリーチャーは(他の色やタイプに加えて)黒のゾンビでもある。
* 複数の置換効果がダメージの与え方に影響を及ぼす場合、ダメージを受けるプレイヤー(またはダメージを受けるクリーチャーのコントローラー)がそれらの効果の適用順を決める。
* あなたがコントロールする発生源からのダメージが対戦相手がコントロールする複数のパーマネントまたは対戦相手および対戦相手がコントロールする1つ以上のパーマネントに同時に割り振られる場合、元のダメージを割り振った後で結果を2倍にする。たとえば、あなたがトランプルを持つ5/5クリーチャーで攻撃し、対戦相手が2/2のクリーチャーでブロックした場合、ブロック・クリーチャーに2点および防御プレイヤーに3点のダメージが割り振られる。続いてこれらのダメージがそれぞれ2倍にされ、4点および6点になる。先にダメージを2倍の10点にしてからクリーチャーに2点、プレイヤーに8点を割り振ることはできない。
* コストの減少は《戦争の伝令》の上に置かれた+1/+1カウンターの総数に基づくのであり、それ自身の能力によって置かれたものに限られるわけではない。
* クリーチャー呪文を唱える際にキッカー・コストなどの追加コストがあった場合、コストの減少を適用する前にそれらの増加を適用する。
* 天使であり人間でもあるクリーチャー呪文を唱えるためのコストは、《戦争の伝令》の上に置かれた+1/+1カウンター1つにつき1少なくなる。
* 《無限反射》は他のプレイヤーがコントロールするクリーチャーにもエンチャントすることができる。
* 《無限反射》がクリーチャーにつけられた状態で戦場に出た後、戦場に出たことで誘発する能力が解決される前に異なるクリーチャーにつけられた場合、あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーはそれぞれ最初のクリーチャーのコピーになる。
* 《無限反射》が戦場を離れたり異なるクリーチャーにつけられたりしても、コピー効果は一切失われない。あなたのクリーチャーはコピーされたクリーチャーのコピーのままである。
* 《無限反射》がトークン・クリーチャーにつけられた状態で戦場に出た場合、トークンでないクリーチャーがそのクリーチャーのコピーになる場合にも、トークンにはならない。
* あなたがコントロールするクリーチャーは、エンチャントされているクリーチャーがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラや装備品がつけられているかどうか、およびパワー、タフネス、タイプ、色などを変化させるコピーでない効果をコピーしない。
* あなたがコントロールするクリーチャーはエンチャントされているクリーチャーのコピーとして戦場に出るため、そのカードに記載されている戦場に出たときに誘発する誘発型能力は誘発しない。一方、エンチャントされているクリーチャーが戦場に出たときに誘発する誘発型能力を持つ場合、それらは誘発する。
* パーマネントの戦場への出方を変える置換効果は、以下の順に適用される。まずコントロール変更効果(《標本集め》など)、次にコピー効果(《無限反射》や《クローン》の能力など)、その後その他すべての効果。これは「闇の隆盛」セットの発売に伴って最近導入されたルール変更である。
* 《クローン》などのクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出た場合、そのクリーチャーおよび《無限反射》による2つのコピー効果を適用することになる。これらの効果を適用する順序にかかわらず、そのクリーチャーは戦場に出たときにエンチャントされているクリーチャーのコピーになる。
* クリーチャーに書かれている他の戦場に出たときに誘発する置換能力は、そのクリーチャーが戦場に出た時点でそれはすでにエンチャントされているクリーチャーのコピーであるため(すなわちそれに書かれている能力を持たないため)、適用されない。たとえば、エンチャントされているクリーチャーが《セラの天使》の場合、通常ならタップ状態で戦場に出るクリーチャーはアンタップ状態の《セラの天使》のコピーとして戦場に出ることになり、通常ならカウンターを置かれた状態で戦場に出るクリーチャーはカウンターを持たない《セラの天使》として戦場に出ることになる。
* 依然として外部の能力はクリーチャーの戦場への出方に影響することがある。たとえば、対戦相手が《隠れしウラブラスク》をコントロールしている場合、その「対戦相手がコントロールするクリーチャーはタップ状態で戦場に出る」能力によって、あなたのコントロール下で戦場に出るクリーチャーはエンチャントされているクリーチャーのタップ状態のコピーである。
* 《無限反射》を2体以上コントロールしている場合、どの順でそれらのコピー効果を適用してもよい。あなたがコントロールするクリーチャーは、最後に適用したコピー効果のクリーチャーのコピーとして戦場に出る。
* まずアクティブ・プレイヤーが、自分のコントロールするクリーチャー1体につきX点のライフを支払うかどうかを選ぶ。続いて他のプレイヤーがターン順に、各自のコントロールするクリーチャーについて選ぶ。その後すべてのプレイヤーが同時にライフを支払うかクリーチャーを生け贄に捧げる。各プレイヤーは、自分より前に選んだ他プレイヤーの決定を知っていることになる。
* プレイヤーは、一部のクリーチャーについてライフを支払い、残りを生け贄に捧げることを選んでもよい。すべてのクリーチャーについて同一の選択をする必要は無い。
* 現在のライフの点数を超えるライフを支払うことはできない。
* たとえ4枚のカードすべてをライブラリーの一番下に置きたかったとしても、それらのうち1枚を手札に加えなければならない。
* あなたが《孤独な亡霊》に加えて他のクリーチャー(他の《孤独な亡霊》を含む)をコントロールしている場合、その能力は誘発しない。
* 《孤独な亡霊》の能力が誘発するかどうかのチェックは、戦闘ダメージが与えられてから、戦闘ダメージによって破壊されたクリーチャーが戦場を離れるまでの間に行う。たとえば、あなたが《孤独な亡霊》に加えてもう1体クリーチャーをコントロールしており、かつ《孤独な亡霊》がプレイヤーにダメージを与えたのと同じ戦闘ダメージ・ステップにおいてそのクリーチャーが致死ダメージを受けた場合、《孤独な亡霊》の能力は誘発しない。
* 《孤独な亡霊》の能力が解決されるときにあなたがクリーチャーをコントロールしていない場合も、一番上から4枚のカードを見て1枚を手札に加える。
-----
* カードを1枚捨てることは、この能力の起動コストの一部である。よって手札にカードが無い場合、この能力を起動することはできない。
* 《霧虚ろのグリフィン》はプレイヤーの手札からも唱えることができる。
* 《霧虚ろのグリフィン》は自身を追放する能力を持たない。このカードを追放するには他の何らかの効果が必要である。
* 追放領域から唱えるときにも、《霧虚ろのグリフィン》のマナ・コストを支払わなければならない。
* 《霧虚ろのグリフィン》の能力は、あなたがいつクリーチャー呪文を唱えられるかを変化させない。すなわち、あなたのメイン・フェイズ中で、スタックが空で、あなたが優先権を持っているときしか唱えられない。
* あなたはまずカード・タイプの順番を決める。続いて各プレイヤーが(アクティブ・プレイヤーから始めて)ターン順に、自分がコントロールする第一のカード・タイプのパーマネントを1つ選ぶ。その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。次に、各プレイヤーはターン順に、自分がコントロールする第二のカード・タイプのパーマネントを2つ選ぶ。その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。最後に、各プレイヤーはターン順に自分がコントロールする第三のカード・タイプのパーマネントを3つ選び、その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。
* あるカード・タイプの生け贄として捧げられたパーマネントは、続くカード・タイプの選択時には戦場にないため選ぶことができない。
* 《破滅の儀式》の解決中に何らかの能力が誘発した場合、それらの能力は《破滅の儀式》の解決が終わってからスタックに置かれる。アクティブ・プレイヤーから始め、それぞれのプレイヤーは好きな順番で能力をスタックに乗せる。
* Xの値は《血のほとばしり》が解決されたときに決定される。そのターンに後からクリーチャーのパワーが変化しても、修整は変化しない。
* クリーチャーのパワーが0より小さい場合、修整は負の値になる。たとえば、何らかの理由で-1/3になったクリーチャーは、-1/0の修正を受けて-2/3になる。
* 対戦相手がコントロールする呪文または能力が解決される際、それがあなたにパーマネントを生け贄に捧げさせるものであった場合、あなたは単にそうしない。その部分の効果は何もしないのである。その呪文または能力があなたにパーマネントを生け贄に捧げるという選択肢を与える場合(《脳喰らい》の能力など)、あなたはその選択肢を選ぶことができない。
* 対戦相手がコントロールする呪文または能力がパーマネントを生け贄に捧げないかぎり何らかの行動を取るよう指示する場合(《大峨の匪賊》など)、パーマネントを生け贄に捧げることを選ぶことはできない。よってあなたはその行動を取らなければならない。一方、対戦相手がコントロールする呪文または能力が何らかの行動を取らないかぎりパーマネントを生け贄に捧げるよう指示する場合(《殺戮の波》など)、その行動を取るかどうかを選ぶことができる。あなたはパーマネントを生け贄に捧げることができないため、その行動を取らないことを選んだ場合、何も起こらない。
* あなたが唱える呪文および起動する能力のコストを支払うためか、または解決中の呪文または能力がそうすることを指示または許可する場合には、パーマネントを生け贄に捧げることはできる。
* ある能力が対戦相手のコントロールするパーマネントに由来する場合でも(《掘削》など)、あなたはその能力の起動コストを支払うためにパーマネントを生け贄に捧げることができる。
* ある特別な処理を許可する効果が対戦相手のコントロールするパーマネントに由来する場合でも(《減衰機関》や《ヴォルラスの呪い》など)、あなたはその特別な処理としてパーマネントを生け贄に捧げることができる。特別な処理は誰にもコントロールされない。
* あなたはそのカードを追放領域から唱える。これにより追放された土地カードは追放されたままになる。
* あなたがこの土地でないカードを唱えられない場合(適正な対象が存在しないなどの理由で)、またはそれを唱えないことを選んだ場合、それは追放されたままになる。
* その追放されたカードの通常のタイミング制限には従わなければならない。
* 「マナ・コストを支払わずに」カードを唱える場合、代替コストを支払うこともできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
* カードのマナ・コストにXが含まれる場合、その値として0を選ばなければならない。
* そのライブラリーに土地でないカードが残っていなかった場合、対戦相手はそのライブラリーからすべてのカードを追放し、《盗品》の解決は終わる。
* 《残虐の勝利》の能力は、誰がパワーの最も大きいクリーチャーをコントロールしているかにかかわらず、あなたのアップキープの開始時に誘発する。対戦相手がカードを1枚捨てるかどうかのチェックは、この能力が解決するときに行われる。
逆鱗
3RR
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。逆鱗はそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーに、それぞれ1点のダメージを与える。これによりダメージを与えられた各クリーチャーは、このターン、可能なら攻撃する。
* 《逆鱗》によってダメージを受けたクリーチャーがどのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃するかは、そのクリーチャーのコントローラーが決定する。
* そのクリーチャーのコントローラーの攻撃クリーチャー指定ステップの時点で、そのクリーチャーがタップ状態であるか、そのクリーチャーが「攻撃できない」という呪文や能力の影響を受けているか、あるいはそのターンの間続けてそのプレイヤーのコントロール下にない(そして速攻も持たない)場合、そのクリーチャーは攻撃しない。クリーチャーが攻撃するために何らかのコストが必要な場合、そのコストの支払いが強制されることはないので、やはりクリーチャーは攻撃しないことができる。
錬金術師の隠れ家
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
GU, T:このターン、あなたは土地でないカードを、瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
* あなたは瞬速を持つ土地でないカードを、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも唱えることができる。
* 最後の能力は、何らかの理由でそれを唱えることができる状況でさえあれば、どの領域にある土地でないカードにも適用される。たとえば、あなたはフラッシュバックを持つソーサリーを、それが瞬速を持っているかのように唱えることができる。
歓喜の天使
1WWW
クリーチャー ― 天使
飛行
あなたがコントロールする他の黒でないクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりするために、ライフを支払うことも、クリーチャーを生け贄に捧げることもできない。
3/3
* 呪文または起動型能力がコストとしてプレイヤーがライフを支払う(《グリセルブランド》の起動型能力など)またはクリーチャーを生け贄に捧げる(《投げ飛ばし》など)ことを要件とする場合、その呪文を唱えたり能力を起動したりすることはできない。
* 呪文または能力の解決など、他の原因によってプレイヤーがライフを支払うまたはクリーチャーを生け贄に捧げることは依然起こり得る。
* 《歓喜の天使》の最後の能力は、他のカードにある特定の表記を参照するものではない。むしろ、プレイヤーが特定の行動を取ることを妨ぐものである。たとえば、「アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:」という起動コストを持つ能力を、アーティファクト・クリーチャー1体を生け贄に捧げて起動することはできない(クリーチャーでないアーティファクトを生け贄に捧げることはできる)。
天使の墳墓
3
アーティファクト
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「天使の墳墓は、ターン終了時まで飛行を持つ白の3/3の天使・アーティファクト・クリーチャーになる。」を選んでもよい。
* クリーチャーが戦場に出たとき《天使の墳墓》がすでにクリーチャーであった場合、その能力はパワーおよびタフネスを特定の値に設定するいかなる効果をも上書きする。ただし、その他のパワーおよびタフネスへの変更は依然適用される。
秘儀の打ち合い
4U
エンチャント
インスタント呪文とソーサリー呪文は、それを唱えるためのコストが「2」少なくなる。
* 呪文を唱えるためにキッカー・コストやその他の効果によって課される追加コストが存在する場合(《スレイベンの守護者、サリア》の能力など)、コストの減少を適用する前にそれらの増加を適用する。
* 《秘儀の打ち合い》は奇跡コストなどの代替コストを減少させることができる。
* マナ・コストに汎用マナ1点を含むインスタント呪文またはソーサリー呪文を唱えるためのコストは、1減少する。たとえば、マナ・コスト1Gのインスタント呪文を唱えるためのコストはGとなる。
掲げられた軍旗
R
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
* 《掲げられた軍旗》が解決されるときにあなたがコントロールしているクリーチャーのみボーナスを得る。そのターンに後から戦場に出たまたはあなたがコントロールを得たクリーチャーは、影響を受けない。
血のやりとり
2BB
ソーサリー
各プレイヤーはクリーチャーを2体生け贄に捧げる。
* まずアクティブ・プレイヤーがどのクリーチャーを生け贄に捧げるか選び、続いてターン順に他の各プレイヤーが選ぶ。その後すべてのクリーチャーが同時に生け贄に捧げられる。
クリーチャーを1体しかコントロールしていないプレイヤーは、そのクリーチャーを生け贄に捧げる。
戦いの賛歌
1R
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体につき、あなたのマナ・プールにRを加える。
* 《戦いの賛歌》はスタックを使うため、対応することができる。マナ・プールに加えられるマナの点数は、《戦いの賛歌》が解決されるときにあなたがコントロールしているクリーチャーの数に基づく。
血の芸術家
1B
クリーチャー ― 吸血鬼
血の芸術家か他のクリーチャーが1体死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
0/1
* 《血の芸術家》が他のクリーチャーと同時に死亡した場合、その能力は死亡したそれぞれのクリーチャーについて誘発する。
木陰の小道
1G
エンチャント
飛行を持つクリーチャーでは、あなたがコントロールするクリーチャーをブロックできない。
* 到達を持つクリーチャーは、あなたがコントロールする
火炙り
2RRR
ソーサリー
火炙りを唱えるための追加コストとして、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを望む数だけタップする。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炙りはそれに、これによりタップされたクリーチャーの総数の3倍に等しい点数のダメージを与える。
* プレイヤーはコストの支払いには対応できない。《火炙り》が宣言されてスタックに置かれた後で、これに対応してクリーチャーをタップしようとすることはできない。
* 《火炙り》が与えるダメージは、それを唱えるためにタップしたクリーチャーが解決前にアンタップ状態になったり戦場を離れたりしても、変化しない。
* これによりタップされるクリーチャーはすべて、同時にタップ状態になる。
奉仕へのいざない
1W
エンチャント ― オーラ
エンチャント(黒でないクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+1/+2の修整を受け、飛行を持ち、他のタイプに加えて天使でもある。
* エンチャントされているクリーチャーが黒になった場合、《奉仕へのいざない》は次に状況起因処理が行われた時点でそのオーナーの墓地に置かれる。
魂の洞窟
土地
魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
T:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。
* 「ゾンビ」や「戦士」などの、マジックの既存のクリーチャー・タイプを選ばなければならない。アーティファクトなどのカード・タイプを選ぶことはできない。
* 《魂の洞窟》が生み出したマナによって呪文のコストを一部でも支払う場合、たとえそれがキッカー・コストなどの追加コストであっても、その呪文は打ち消されない。これは「マナ・コストを支払うことなく」唱えた呪文の追加コストを支払うためにこのマナを使った場合にも成り立つ。
指揮官の威厳
4W
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、白の1/1の人間・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。」を持つ。
* エンチャントされているクリーチャーのコントローラーがトークンを得る。
悪寒
2U
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
カードを1枚引く。
* 《悪寒》はすでにタップ状態のクリーチャーも対象にできる。その場合も、そのクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
* 《悪寒》はクリーチャーを追跡するが、それのコントローラーは追跡しない。そのクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にコントローラーが変わった場合、新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
闇の詐称者
2B
クリーチャー ― 吸血鬼・暗殺者
4BB:クリーチャー1体を対象とする。それを追放し、闇の詐称者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
闇の詐称者は、それにより追放されたすべてのクリーチャー・カードの起動型能力を持つ。
2/2
* 《闇の詐称者》は、クリーチャー化した土地のように一時的にクリーチャーであるに過ぎないパーマネントを対象とし追放することができる。しかし、そのカードはクリーチャー・カードではないため、《闇の詐称者》がそのカードの起動型能力を得ることはない。
* 複数の《闇の詐称者》をコントロールしている場合、それぞれの《闇の詐称者》はそれ自身が追放したクリーチャー・カードの起動型能力のみを持つ。
* 《闇の詐称者》が戦場を離れた時点で、それは自身が追放したクリーチャー・カードの起動型能力を持たなくなる。それが戦場に戻る場合、それは追放されたカードと関係のない新しい《闇の詐称者》である。
死の超克
3WW
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。それが天使である場合、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
* クリーチャーが戦場でのみ天使である場合(それが天使でないクリーチャーでかつ《異種移植》が戦場にある場合など)、それは+1/+1カウンター2個を得る。
悪魔の顕現
3BB
エンチャント
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしているクリーチャーがちょうど1体だけである場合、飛行を持つ黒の5/5のデーモン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
* 終了ステップの開始時にあなたがクリーチャーをコントロールしていない場合や2体以上のクリーチャーをコントロールしている場合、この能力は誘発しない。能力の解決時にあなたがクリーチャーをコントロールしていないまたは2体以上のクリーチャーをコントロールしている場合、何も起こらない。
* この能力によってデーモン・トークンを生み出すには能力の誘発時と解決時の両方においてちょうど1体のクリーチャーをコントロールしていなければならないが、そのクリーチャーが両時点において同一のものである必要は無い。たとえば、この能力が誘発した後その解決前に1体のクリーチャーのコントロールを失った場合、瞬速を持つクリーチャーを唱えることで能力の解決時にちょうど1体のクリーチャーをコントロールしているようにすることができる。
末裔の道
2G
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。もしそれがあなたがコントロールするいずれかのクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードである場合、あなたはそのカードをそれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。そうでない場合、そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。
* 「マナ・コストを支払わずに」カードを唱える場合、代替コストを支払うこともできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
* カードのマナ・コストにXが含まれる場合、その値は0になる。
* 公開したカードがあなたのコントロールするいずれかのクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードであっても、あなたがそれを唱えないことを選んだ場合、それはライブラリーの一番上に残る。
狂気堕ち
3BB
エンチャント
あなたのアップキープ開始時に、狂気堕ちの上に絶望カウンターを1個置く。その後各プレイヤーは自分がコントロールするパーマネントか自分の手札のカード(あるいはその組み合わせ)をX個追放する。Xは狂気堕ちの上に置かれた絶望カウンターの総数に等しい。
* 《狂気堕ち》の上に置かれた絶望カウンター1個につき、あなたがコントロールするパーマネント1つまたはあなたの手札にあるカード1枚を追放する。両方ではない。
* まず、あなたが追放するパーマネントか手札にあるカードを選ぶ。続いて他のプレイヤーがターン順にそれぞれ同様に選ぶ。その後、選ばれたすべてのパーマネントおよびカードは同時に追放される。よってあなたの後に選ぶプレイヤーは選択の際に、あなたがどのパーマネントを追放するかを知っていることになる。あなたが何枚のカードを手札から追放するかも知られることになるが、他のプレイヤーがそのカードを見ることはない。
* 《狂気堕ち》の上にあなたがコントロールするパーマネントおよびあなたの手札にあるカードの総数を超えるカウンターが置かれていた場合、あなたがコントロールする(《狂気堕ち》を含む)すべてのパーマネントおよび手札にあるすべてのカードを追放する。
* 能力解決時に《狂気堕ち》が戦場になかった場合、《狂気堕ち》が戦場を離れた時点でのカウンター数を用いて、パーマネントおよび手札にあるカードを何個追放するか決める。
神聖なる反撃
XW
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたやあなたがコントロールするパーマネントに与えられるダメージをX点軽減する。これによりダメージが軽減される場合、神聖なる反撃はその点数に等しい点数のダメージを、そのクリーチャーやプレイヤーに与える。
* 《神聖なる反撃》の対象となるのは、それがダメージを与える先のクリーチャーまたはプレイヤーのみである。対象は《神聖なる反撃》を唱えた時点で選ぶのであって、ダメージを軽減する時点ではない。
* 《神聖なる反撃》の解決時に対象のクリーチャーまたはプレイヤーが不適正な対象となっていた場合、この呪文は完全に打ち消される。よってダメージは一切軽減されない。
* 《神聖なる反撃》は、あなた自身、あなたがコントロールする1体または複数のクリーチャー、および1人または複数のプレインズウォーカーに与えられるダメージを軽減することができる。
* 《神聖なる反撃》は同時に与えられる複数の発生源からのダメージ(戦闘中など)を軽減することができる。選択されたXの値ではすべてのダメージを軽減できない場合、あなたはどの発生源からのダメージを軽減するかを選ぶ。
* あなたがコントロールする複数のパーマネント、またはあなた自身およびあなたがコントロールする少なくとも1つのパーマネントにダメージが与えられる場合、選択されたXの値ではすべてのダメージを軽減できないならば、あなたはどのダメージを軽減するかを選ぶ。たとえば、あなた自身およびあなたがコントロールする2体のクリーチャーにそれぞれ3点のダメージが与えられ、《神聖なる反撃》が次の3点のダメージを軽減する場合、数ある選択肢の一例として、あなた自身に与えられるダメージ2点およびクリーチャーのうち1体に与えられるダメージ1点を軽減することができる。この決定はダメージが与えられる時点で行われる。
* 《神聖なる反撃》の効果は移し換え効果ではない。ダメージを軽減した場合、《神聖なる反撃》(元の発生源ではない)が、その軽減効果の一部として対象のクリーチャーまたはプレイヤーにダメージを与えるのである。《神聖なる反撃》が新しいダメージの発生源であるため、元の発生源の特性(色、絆魂や接死の有無など)はこのダメージに影響しない。軽減したダメージが戦闘ダメージであっても、新しいダメージは戦闘ダメージではない。あなたが新しいダメージの発生源をコントロールしているため、対戦相手を《神聖なる反撃》の対象とした場合、《神聖なる反撃》によるダメージを対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーに与えることもできる。
* 《神聖なる反撃》がダメージを軽減した場合、その発生源からの超過分のダメージ(もしあれば)はその時点で与えられる。その直後に、同じ軽減効果の一部として、《神聖なる反撃》がダメージを与える。これは状況起因処理のチェックより前に起こり、与えられるダメージの原因となった呪文または能力がその解決を再開する前に起こる。
* 対象としたクリーチャーまたはプレイヤーが依然適正な対象であるかどうかのチェックは、《神聖なる反撃》の解決後には行われない。たとえば、《神聖なる反撃》の対象となったクリーチャーが《神聖なる反撃》の解決後に被覆を得た場合も、《神聖なる反撃》はそのクリーチャーにダメージを与えることができる。
* 《神聖なる反撃》が対象のクリーチャーまたはプレイヤーにダメージを与えられない場合(たとえばクリーチャーがプロテクション(白)を得た、戦場からいなくなった、すでにクリーチャーではない、またはプレイヤーがゲームからいなくなったなどの理由)であっても、ダメージを軽減することはできる。自身ではダメージを与えないというだけである。
戦慄の奴隷商人
3BB
クリーチャー ― ゾンビ・ホラー
このターン、戦慄の奴隷商人によってダメージを与えられたいずれかのクリーチャーが死亡するたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。そのクリーチャーは、他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。
3/5
* クリーチャーが死亡するたびに、《戦慄の奴隷商人》がそのターンの間にそのクリーチャーにダメージを与えていたかどうかをチェックする。ダメージを与えていた場合、《戦慄の奴隷商人》の能力が誘発する。そのクリーチャーを誰がコントロールしていたか、そしてそのクリーチャーがどの墓地に置かれたかは考慮しない。
* 《戦慄の奴隷商人》およびそれがブロックした、またはそれにブロックされたクリーチャーが両方戦闘で死亡した場合、《戦慄の奴隷商人》の能力は誘発する。
* 何らかの理由で《戦慄の奴隷商人》がそれ自身にダメージを与えてその後死亡した場合、それは戦場に戻る。
ドルイドの保管庫
1GG
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーが1体攻撃するたび、ドルイドの保管庫の上に蓄積カウンターを1個置く。
ドルイドの保管庫から蓄積カウンターを1個取り除く:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。
* 《ドルイドの保管庫》の2つめの能力は、同一のターンに複数回起動することができる。これはマナ能力であり、スタックを使わないため、これに対応することはできない。
二重詠唱
1R
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「R, T:あなたがコントロールするインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。」を持つ。
* 《二重詠唱》の能力は、対象を取るものに限らず、あなたがコントロールする任意のインスタントまたはソーサリー呪文を対象に(そしてコピー)できる。
* コピーはスタック上に生成されるため、「唱え」られることはない。よって、呪文を唱えたことによって誘発する能力は誘発しない。その後コピーは、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後、通常の呪文と同じように解決される。
* コピーは、あなたが新しい対象を選ばないかぎり、コピー元の呪文と同一の対象を持つ。新しい対象を選ぶ場合、その対象のうちの一部あるいは全部を変更しても良いし、しなくても良い。新しく選んだ対象のうちの1つでも不適正であれば、その新しい選択はできず、変更されないままになる(もとの対象が不適正であってもそのまま残る)。
* 元の呪文がモードを持つものであった場合(「以下のN個から1つを選ぶ――」の類の記述がある場合)、コピーは同じモードを持つ。モードを変更することはできない。
* 元の呪文に(《地震》のように)唱える時点で決定されるXが含まれていた場合、コピーは同じXの値を持つ。
* コピーのための追加コストを支払うことはできない。ただし、元の呪文に、支払われた追加コストに基づく効果があった場合、コピーにも同じコストが払われていたかのようにその効果もコピーされる。たとえば、《投げ飛ばし》を唱えるために3/3クリーチャーを生け贄に捧げた後これを《二重詠唱》の能力でコピーした場合、生成された《投げ飛ばし》のコピーもまたその対象に3点のダメージを与える。
極上の血
4B
エンチャント
いずれかの対戦相手がライフを失うたび、あなたはその点数に等しい点数のライフを得る。
* 一般的には、ダメージを与えられることで対戦相手はライフを失う。ライフを支払うことによってもまた対戦相手はライフを失う。
* あなたと対戦相手が同時にライフを失いその結果あなたのライフの総量が0以下になる場合、《極上の血》の誘発型能力が解決される前にあなたはゲームに敗北する。
幽霊のゆらめき
2U
インスタント
あなたがコントロールするアーティファクトやクリーチャーや土地を2つ対象とし、それらを追放し、その後それらのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
* 2つの対象は異なるカード・タイプでもよい。たとえば、アーティファクト1つとクリーチャー1体を《幽霊のゆらめき》の対象とすることができる。
腐肉化
B
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。そのクリーチャーは、他の色やタイプに加えて黒のゾンビでもある。
* 《腐肉化》によってクリーチャーのタフネスが0になったりタフネス以上のダメージを負った状態になったりしたことによってそのクリーチャーが死亡したときにも、そのクリーチャーは(他の色やタイプに加えて)黒のゾンビでもある。
黄金夜の刃、ギセラ
4RWW
伝説のクリーチャー ― 天使
飛行、先制攻撃
いずれかの発生源がいずれかの対戦相手または対戦相手がコントロールするパーマネントにダメージを与える場合、代わりにその発生源はそのプレイヤーまたはパーマネントにその点数の2倍のダメージを与える。
いずれかの発生源があなたかあなたがコントロールするパーマネントにダメージを与える場合、そのダメージの、端数を切り上げた半分を軽減する。
5/5
* 複数の置換効果がダメージの与え方に影響を及ぼす場合、ダメージを受けるプレイヤー(またはダメージを受けるクリーチャーのコントローラー)がそれらの効果の適用順を決める。
* あなたがコントロールする発生源からのダメージが対戦相手がコントロールする複数のパーマネントまたは対戦相手および対戦相手がコントロールする1つ以上のパーマネントに同時に割り振られる場合、元のダメージを割り振った後で結果を2倍にする。たとえば、あなたがトランプルを持つ5/5クリーチャーで攻撃し、対戦相手が2/2のクリーチャーでブロックした場合、ブロック・クリーチャーに2点および防御プレイヤーに3点のダメージが割り振られる。続いてこれらのダメージがそれぞれ2倍にされ、4点および6点になる。先にダメージを2倍の10点にしてからクリーチャーに2点、プレイヤーに8点を割り振ることはできない。
戦争の伝令
3WW
クリーチャー ― 天使
飛行
戦争の伝令が攻撃するたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたが唱える天使呪文や人間呪文は、戦争の伝令の上に置かれている+1/+1カウンター1個につき、それを唱えるためのコストが1少なくなる。
3/3
* コストの減少は《戦争の伝令》の上に置かれた+1/+1カウンターの総数に基づくのであり、それ自身の能力によって置かれたものに限られるわけではない。
* クリーチャー呪文を唱える際にキッカー・コストなどの追加コストがあった場合、コストの減少を適用する前にそれらの増加を適用する。
* 天使であり人間でもあるクリーチャー呪文を唱えるためのコストは、《戦争の伝令》の上に置かれた+1/+1カウンター1つにつき1少なくなる。
無限反射
5U
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
無限反射がクリーチャーにつけられた状態で戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーは、そのクリーチャーのコピーになる。
あなたがコントロールするトークンでないクリーチャーは、エンチャントされているクリーチャーのコピーとして戦場に出る。
* 《無限反射》は他のプレイヤーがコントロールするクリーチャーにもエンチャントすることができる。
* 《無限反射》がクリーチャーにつけられた状態で戦場に出た後、戦場に出たことで誘発する能力が解決される前に異なるクリーチャーにつけられた場合、あなたがコントロールする他のトークンでないクリーチャーはそれぞれ最初のクリーチャーのコピーになる。
* 《無限反射》が戦場を離れたり異なるクリーチャーにつけられたりしても、コピー効果は一切失われない。あなたのクリーチャーはコピーされたクリーチャーのコピーのままである。
* 《無限反射》がトークン・クリーチャーにつけられた状態で戦場に出た場合、トークンでないクリーチャーがそのクリーチャーのコピーになる場合にも、トークンにはならない。
* あなたがコントロールするクリーチャーは、エンチャントされているクリーチャーがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラや装備品がつけられているかどうか、およびパワー、タフネス、タイプ、色などを変化させるコピーでない効果をコピーしない。
* あなたがコントロールするクリーチャーはエンチャントされているクリーチャーのコピーとして戦場に出るため、そのカードに記載されている戦場に出たときに誘発する誘発型能力は誘発しない。一方、エンチャントされているクリーチャーが戦場に出たときに誘発する誘発型能力を持つ場合、それらは誘発する。
* パーマネントの戦場への出方を変える置換効果は、以下の順に適用される。まずコントロール変更効果(《標本集め》など)、次にコピー効果(《無限反射》や《クローン》の能力など)、その後その他すべての効果。これは「闇の隆盛」セットの発売に伴って最近導入されたルール変更である。
* 《クローン》などのクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出た場合、そのクリーチャーおよび《無限反射》による2つのコピー効果を適用することになる。これらの効果を適用する順序にかかわらず、そのクリーチャーは戦場に出たときにエンチャントされているクリーチャーのコピーになる。
* クリーチャーに書かれている他の戦場に出たときに誘発する置換能力は、そのクリーチャーが戦場に出た時点でそれはすでにエンチャントされているクリーチャーのコピーであるため(すなわちそれに書かれている能力を持たないため)、適用されない。たとえば、エンチャントされているクリーチャーが《セラの天使》の場合、通常ならタップ状態で戦場に出るクリーチャーはアンタップ状態の《セラの天使》のコピーとして戦場に出ることになり、通常ならカウンターを置かれた状態で戦場に出るクリーチャーはカウンターを持たない《セラの天使》として戦場に出ることになる。
* 依然として外部の能力はクリーチャーの戦場への出方に影響することがある。たとえば、対戦相手が《隠れしウラブラスク》をコントロールしている場合、その「対戦相手がコントロールするクリーチャーはタップ状態で戦場に出る」能力によって、あなたのコントロール下で戦場に出るクリーチャーはエンチャントされているクリーチャーのタップ状態のコピーである。
* 《無限反射》を2体以上コントロールしている場合、どの順でそれらのコピー効果を適用してもよい。あなたがコントロールするクリーチャーは、最後に適用したコピー効果のクリーチャーのコピーとして戦場に出る。
殺戮の波
XB
ソーサリー
クリーチャー1体につき、それのコントローラーがライフをX点支払わないかぎり、それのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
* まずアクティブ・プレイヤーが、自分のコントロールするクリーチャー1体につきX点のライフを支払うかどうかを選ぶ。続いて他のプレイヤーがターン順に、各自のコントロールするクリーチャーについて選ぶ。その後すべてのプレイヤーが同時にライフを支払うかクリーチャーを生け贄に捧げる。各プレイヤーは、自分より前に選んだ他プレイヤーの決定を知っていることになる。
* プレイヤーは、一部のクリーチャーについてライフを支払い、残りを生け贄に捧げることを選んでもよい。すべてのクリーチャーについて同一の選択をする必要は無い。
* 現在のライフの点数を超えるライフを支払うことはできない。
孤独な亡霊
3UU
クリーチャー ― スピリット
呪禁
孤独な亡霊がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたが他にクリーチャーをコントロールしていない場合、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。それらのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
4/4
* たとえ4枚のカードすべてをライブラリーの一番下に置きたかったとしても、それらのうち1枚を手札に加えなければならない。
* あなたが《孤独な亡霊》に加えて他のクリーチャー(他の《孤独な亡霊》を含む)をコントロールしている場合、その能力は誘発しない。
* 《孤独な亡霊》の能力が誘発するかどうかのチェックは、戦闘ダメージが与えられてから、戦闘ダメージによって破壊されたクリーチャーが戦場を離れるまでの間に行う。たとえば、あなたが《孤独な亡霊》に加えてもう1体クリーチャーをコントロールしており、かつ《孤独な亡霊》がプレイヤーにダメージを与えたのと同じ戦闘ダメージ・ステップにおいてそのクリーチャーが致死ダメージを受けた場合、《孤独な亡霊》の能力は誘発しない。
* 《孤独な亡霊》の能力が解決されるときにあなたがクリーチャーをコントロールしていない場合も、一番上から4枚のカードを見て1枚を手札に加える。
-----
狂気の預言者
3R
クリーチャー ― 人間・シャーマン
速攻
T, カードを1枚捨てる:カードを1枚引く。
2/2
* カードを1枚捨てることは、この能力の起動コストの一部である。よって手札にカードが無い場合、この能力を起動することはできない。
霧虚ろのグリフィン
2UU
クリーチャー ― グリフィン
飛行
あなたは霧虚ろのグリフィンを追放領域から唱えてもよい。
3/3
* 《霧虚ろのグリフィン》はプレイヤーの手札からも唱えることができる。
* 《霧虚ろのグリフィン》は自身を追放する能力を持たない。このカードを追放するには他の何らかの効果が必要である。
* 追放領域から唱えるときにも、《霧虚ろのグリフィン》のマナ・コストを支払わなければならない。
* 《霧虚ろのグリフィン》の能力は、あなたがいつクリーチャー呪文を唱えられるかを変化させない。すなわち、あなたのメイン・フェイズ中で、スタックが空で、あなたが優先権を持っているときしか唱えられない。
破滅の儀式
5RR
ソーサリー
アーティファクト、クリーチャー、土地の順番を決める。各プレイヤーは第一のタイプのパーマネントを1つ、第二のタイプのパーマネントを2つ、第三のタイプのパーマネントを3つ生け贄に捧げる。
* 日本語版テキストでは、「生け贄に捧げる」が1つにまとめて書かれているが、これは誤りである。正しくは、「各プレイヤーは第一のタイプのパーマネントを1つ生け贄に捧げ、第二のタイプのパーマネントを2つ生け贄に捧げ、第三のタイプのパーマネントを3つ生け贄に捧げる。」である。
* あなたはまずカード・タイプの順番を決める。続いて各プレイヤーが(アクティブ・プレイヤーから始めて)ターン順に、自分がコントロールする第一のカード・タイプのパーマネントを1つ選ぶ。その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。次に、各プレイヤーはターン順に、自分がコントロールする第二のカード・タイプのパーマネントを2つ選ぶ。その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。最後に、各プレイヤーはターン順に自分がコントロールする第三のカード・タイプのパーマネントを3つ選び、その後それらのパーマネントは同時に生け贄に捧げられる。
* あるカード・タイプの生け贄として捧げられたパーマネントは、続くカード・タイプの選択時には戦場にないため選ぶことができない。
* 《破滅の儀式》の解決中に何らかの能力が誘発した場合、それらの能力は《破滅の儀式》の解決が終わってからスタックに置かれる。アクティブ・プレイヤーから始め、それぞれのプレイヤーは好きな順番で能力をスタックに乗せる。
血のほとばしり
2R
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。Xはそれのパワーに等しい。
* Xの値は《血のほとばしり》が解決されたときに決定される。そのターンに後からクリーチャーのパワーが変化しても、修整は変化しない。
* クリーチャーのパワーが0より小さい場合、修整は負の値になる。たとえば、何らかの理由で-1/3になったクリーチャーは、-1/0の修正を受けて-2/3になる。
鷺群れのシガルダ
2GWW
伝説のクリーチャー ― 天使
5/5
飛行、呪禁
あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力は、あなたにパーマネントを生け贄に捧げさせることができない。
* 対戦相手がコントロールする呪文または能力が解決される際、それがあなたにパーマネントを生け贄に捧げさせるものであった場合、あなたは単にそうしない。その部分の効果は何もしないのである。その呪文または能力があなたにパーマネントを生け贄に捧げるという選択肢を与える場合(《脳喰らい》の能力など)、あなたはその選択肢を選ぶことができない。
* 対戦相手がコントロールする呪文または能力がパーマネントを生け贄に捧げないかぎり何らかの行動を取るよう指示する場合(《大峨の匪賊》など)、パーマネントを生け贄に捧げることを選ぶことはできない。よってあなたはその行動を取らなければならない。一方、対戦相手がコントロールする呪文または能力が何らかの行動を取らないかぎりパーマネントを生け贄に捧げるよう指示する場合(《殺戮の波》など)、その行動を取るかどうかを選ぶことができる。あなたはパーマネントを生け贄に捧げることができないため、その行動を取らないことを選んだ場合、何も起こらない。
* あなたが唱える呪文および起動する能力のコストを支払うためか、または解決中の呪文または能力がそうすることを指示または許可する場合には、パーマネントを生け贄に捧げることはできる。
* ある能力が対戦相手のコントロールするパーマネントに由来する場合でも(《掘削》など)、あなたはその能力の起動コストを支払うためにパーマネントを生け贄に捧げることができる。
* ある特別な処理を許可する効果が対戦相手のコントロールするパーマネントに由来する場合でも(《減衰機関》や《ヴォルラスの呪い》など)、あなたはその特別な処理としてパーマネントを生け贄に捧げることができる。特別な処理は誰にもコントロールされない。
盗品
3U
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、土地でないカードを追放するまで、自分のライブラリーの一番上のカードを追放し続ける。ターン終了時まで、あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
* あなたはそのカードを追放領域から唱える。これにより追放された土地カードは追放されたままになる。
* あなたがこの土地でないカードを唱えられない場合(適正な対象が存在しないなどの理由で)、またはそれを唱えないことを選んだ場合、それは追放されたままになる。
* その追放されたカードの通常のタイミング制限には従わなければならない。
* 「マナ・コストを支払わずに」カードを唱える場合、代替コストを支払うこともできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
* カードのマナ・コストにXが含まれる場合、その値として0を選ばなければならない。
* そのライブラリーに土地でないカードが残っていなかった場合、対戦相手はそのライブラリーからすべてのカードを追放し、《盗品》の解決は終わる。
残虐の勝利
2B
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。あなたがパワーの最も大きいクリーチャー、あるいは2体以上あるならそのうちの1体をコントロールしている場合、そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
* 《残虐の勝利》の能力は、誰がパワーの最も大きいクリーチャーをコントロールしているかにかかわらず、あなたのアップキープの開始時に誘発する。対戦相手がカードを1枚捨てるかどうかのチェックは、この能力が解決するときに行われる。
コメント