【対策】外科的摘出/Surgical Extractionを考える
2011年4月17日 考えてみた コメント (7)
今日はチャップリンデー、面白い作品が多いのでお試しあれ!(挨拶
今週は新たなファイレクシアの情報が公開されて中々面白かったですねw
特に結構な話題になった「外科的摘出/Surgical Extraction」について整理する意味も含めてちょっと考えてみる。
基本情報
墓地にあるカード1枚をデッキ・手札・墓地から追放してしまうインスタント。
手札から同名カードを除外できない限りはアドバンテージを失ってしまうが、複数枚採用されている強力カードの存在を根絶してしまう可能性を持っている。
また、呪文を唱えるコストについて一応の「黒マナ」を要求しているものの、Φマナの能力により代わりに2ライフを支払うことで、黒マナを使わずに唱えることができる。
つまり、ライフさえ気にしなければ、どの色でもコレを唱えることが出来る。
注意点
対象とするのは墓地にあるカードなので、「神聖の力線」で回避することは出来ない(「地の封印」などが対策になる)。
また、対象とするカードが解決前に無くなってしまえば、対象が不適正になり、立ち消えになるので、デッキ・手札・墓地からカードを除外する処理は行えない。
除外処理についてデッキから「見つからなかった」として意図的に残すことも出来る。
コレに関連して「レオニンの裁き人」がいる時に追加分を支払わなければ、デッキから探すことはできない。
標的と効果
ヴァラクート
標的:溶鉄の尖峰、ヴァラクート、原始のタイタン
ヴァラクートデッキに対しては既にいくつかの対策カードがあるが、外科的摘出はどうだろうか?
一番の標的はやはり「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」になる。しかし、このデッキの特性上概ねそれが戦場にやって来るのはタイタンが着地した後になる。しかもヴァラクートは2つ戦場に出てしまうので、手遅れ感が否めない。また、ヴァラクートを墓地に置くために「地盤の際」などの土地破壊をする手間を考えるとやはり厳しい。
ただ、戦場に出たタイタンとヴァラクートを迅速に処理出来るならば、有効打になりえる。
もう一つの標的は「原始のタイタン」。
着地するだけでヴァラクートの条件を8割方解消してしまう厄介な子。デッキによるところもあるが、通常の呼び出し以外に「召喚の罠」や「緑の太陽の頂点」からの着地もある。
青や黒であれば、コレの着地を待たずとも打ち消しやハンデスで墓地に置き、摘出してしまえば怖くない。
また、青の場合にはタイタン→打ち消し→召喚の罠(0コストモード)→外科的摘出と動ければ、相手の肩透かしを狙うことも出来る(ただ、罠自体はちゃんと機能するので、報復者や業火のタイタンなどには注意)
黒の場合は既に「記憶殺し」というカードが用意されているので、デッキの方向性とよく相談して選択したい。
エルドラ
標的:三神、原始のタイタン
三神はどれも1~2枚程度しか入っていないためあまり効果的とは思えないが、使い回しを防止する分にはありかもしれない。
また、原始のタイタンについてはヴァラクートよりも勝利条件に直結しては居ないので、あまり気にしなくても良いか。
Caw-Blade
標的:戦隊の鷹、石鍛冶の神秘家
正直デッキというよりはシナジー崩しに近い。
戦隊の鷹は着地すると直ぐに後続を用意されてしまうので、摘出するなら1体目を除去して直ぐにやりたい。相手のアドバンテージのプラスを打ち消す感じになるので、損は少ないように感じる。初期青白系の場合序盤に動ける生物数自体は少ないので、序盤の装備品を機能不全にすることも少し期待できる。
石鍛冶は着地してからでは剣が既に手札に入っているので、あまり有効打にならない。できることなら1ターン目にコジレックの審問で落としてから摘出したいところ。
ただ、上記の鷹と同様の理由で序盤の生物を詰まらせる効果はあるかもしれない。
今の所一番気にしているのは、1ターン目に審問を打った時に両方が見えた場合どちらを落とすべきか・・・摘出ありだと鷹でしょうかね?
感染テゼレッター
標的:ボーラスの工作員、テゼレット、ファイレクシアの十字軍
正直余り相手した事無いのでよく分からん^^;
ただ、テゼレットからの大感染ダメージによる奇襲が肝っぽいので、テゼレットを抜けば打撃力を大きく削ぐことが出来るかも?
十字軍は積極的に狙っても後々出てこない位しか期待できないので、あまり強力とは思えない。
上陸ボロス
標的:鷹鍛冶、フェッチランド
鷹鍛冶については上で考えたので省略。
もう一つの標的はフェッチランド、上陸ボロスのダメージ要員である猫と百足、それらとフェッチランドの相性は非常に強力。ということで、その元になる土地をゲームから除外してしまえば打撃力を削ぐことが出来ると考えられる。
ただ、上陸生物自体を処理すること事態はそこまで難しいことではないので、おまけ程度に考えてよいかも。
吸血鬼
標的:恐血鬼、カラストリアの貴人
恐血鬼は墓地から何度も蘇生できるため対処するのが非常に困難。しかし摘出をすることで、それを使った運用を阻害することが出来る。
ただ、蘇生条件が上陸ということで、フェッチランドを構えられるだけでケアされてしまうのはちょっと残念。プレイングを要求されそうな気もする。
カラストリアの貴人は摘出するほどの脅威かどうかは怪しいが、複数回出されることで、ダメージレースを不利にさせられるので、余裕があれば摘出してしまいたい。
蔦シャーマン
標的:復讐蔦
復讐蔦は蘇生能力を利用することでコストを踏み倒すことが出来き、生物スペックも中々に高いので、摘出するには申し分ない標的。
恐血鬼の様に避けられることもないので、安心して使うことが出来る。
青黒コン
標的:審問、ジェイス
青黒の様なコントロールデッキでのミラーマッチの場合の場合審問や強迫などの手札破壊を摘出してしまえば、後々の展開や構えがし易くなるので、悪くないか?
また、ジェイスはサポート兼強力なフィニッシャーにもなりえるので、序盤の内に摘出してしまえばかなり有利に立てるか。
ざっと見た感じで効果的なデッキが分かれる印象。
特に美味しい組み合わせが無いのならサイドボードにおいておくのが無難かな?
strong>対策<
対策を立てるデッキは限られるが、フィニッシャー生物をばらつかせたりすることで、一気に戦力を削がれる事を軽減することが出来る。
また、相手がコレを使ってくる場合に対応して摘出を唱え、先に除外することで対象を不適正にすることが出来る。
こんな感じデイ!!
今週は新たなファイレクシアの情報が公開されて中々面白かったですねw
特に結構な話題になった「外科的摘出/Surgical Extraction」について整理する意味も含めてちょっと考えてみる。
基本情報
外科的摘出/Surgical Extraction
(Φ/黒)
インスタント
レア
(Φマナは黒でも2点ライフでも支払う事ができる。)
いずれかの墓地にある、基本土地カード以外のカードを1枚対象として選ぶ。オーナーの墓地、手札、ライブラリーの中から、同じ名前のカードをすべて探し、それらを追放する。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
墓地にあるカード1枚をデッキ・手札・墓地から追放してしまうインスタント。
手札から同名カードを除外できない限りはアドバンテージを失ってしまうが、複数枚採用されている強力カードの存在を根絶してしまう可能性を持っている。
また、呪文を唱えるコストについて一応の「黒マナ」を要求しているものの、Φマナの能力により代わりに2ライフを支払うことで、黒マナを使わずに唱えることができる。
つまり、ライフさえ気にしなければ、どの色でもコレを唱えることが出来る。
注意点
対象とするのは墓地にあるカードなので、「神聖の力線」で回避することは出来ない(「地の封印」などが対策になる)。
また、対象とするカードが解決前に無くなってしまえば、対象が不適正になり、立ち消えになるので、デッキ・手札・墓地からカードを除外する処理は行えない。
除外処理についてデッキから「見つからなかった」として意図的に残すことも出来る。
コレに関連して「レオニンの裁き人」がいる時に追加分を支払わなければ、デッキから探すことはできない。
標的と効果
ヴァラクート
標的:溶鉄の尖峰、ヴァラクート、原始のタイタン
ヴァラクートデッキに対しては既にいくつかの対策カードがあるが、外科的摘出はどうだろうか?
一番の標的はやはり「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」になる。しかし、このデッキの特性上概ねそれが戦場にやって来るのはタイタンが着地した後になる。しかもヴァラクートは2つ戦場に出てしまうので、手遅れ感が否めない。また、ヴァラクートを墓地に置くために「地盤の際」などの土地破壊をする手間を考えるとやはり厳しい。
ただ、戦場に出たタイタンとヴァラクートを迅速に処理出来るならば、有効打になりえる。
もう一つの標的は「原始のタイタン」。
着地するだけでヴァラクートの条件を8割方解消してしまう厄介な子。デッキによるところもあるが、通常の呼び出し以外に「召喚の罠」や「緑の太陽の頂点」からの着地もある。
青や黒であれば、コレの着地を待たずとも打ち消しやハンデスで墓地に置き、摘出してしまえば怖くない。
また、青の場合にはタイタン→打ち消し→召喚の罠(0コストモード)→外科的摘出と動ければ、相手の肩透かしを狙うことも出来る(ただ、罠自体はちゃんと機能するので、報復者や業火のタイタンなどには注意)
黒の場合は既に「記憶殺し」というカードが用意されているので、デッキの方向性とよく相談して選択したい。
エルドラ
標的:三神、原始のタイタン
三神はどれも1~2枚程度しか入っていないためあまり効果的とは思えないが、使い回しを防止する分にはありかもしれない。
また、原始のタイタンについてはヴァラクートよりも勝利条件に直結しては居ないので、あまり気にしなくても良いか。
Caw-Blade
標的:戦隊の鷹、石鍛冶の神秘家
正直デッキというよりはシナジー崩しに近い。
戦隊の鷹は着地すると直ぐに後続を用意されてしまうので、摘出するなら1体目を除去して直ぐにやりたい。相手のアドバンテージのプラスを打ち消す感じになるので、損は少ないように感じる。初期青白系の場合序盤に動ける生物数自体は少ないので、序盤の装備品を機能不全にすることも少し期待できる。
石鍛冶は着地してからでは剣が既に手札に入っているので、あまり有効打にならない。できることなら1ターン目にコジレックの審問で落としてから摘出したいところ。
ただ、上記の鷹と同様の理由で序盤の生物を詰まらせる効果はあるかもしれない。
今の所一番気にしているのは、1ターン目に審問を打った時に両方が見えた場合どちらを落とすべきか・・・摘出ありだと鷹でしょうかね?
感染テゼレッター
標的:ボーラスの工作員、テゼレット、ファイレクシアの十字軍
正直余り相手した事無いのでよく分からん^^;
ただ、テゼレットからの大感染ダメージによる奇襲が肝っぽいので、テゼレットを抜けば打撃力を大きく削ぐことが出来るかも?
十字軍は積極的に狙っても後々出てこない位しか期待できないので、あまり強力とは思えない。
上陸ボロス
標的:鷹鍛冶、フェッチランド
鷹鍛冶については上で考えたので省略。
もう一つの標的はフェッチランド、上陸ボロスのダメージ要員である猫と百足、それらとフェッチランドの相性は非常に強力。ということで、その元になる土地をゲームから除外してしまえば打撃力を削ぐことが出来ると考えられる。
ただ、上陸生物自体を処理すること事態はそこまで難しいことではないので、おまけ程度に考えてよいかも。
吸血鬼
標的:恐血鬼、カラストリアの貴人
恐血鬼は墓地から何度も蘇生できるため対処するのが非常に困難。しかし摘出をすることで、それを使った運用を阻害することが出来る。
ただ、蘇生条件が上陸ということで、フェッチランドを構えられるだけでケアされてしまうのはちょっと残念。プレイングを要求されそうな気もする。
カラストリアの貴人は摘出するほどの脅威かどうかは怪しいが、複数回出されることで、ダメージレースを不利にさせられるので、余裕があれば摘出してしまいたい。
蔦シャーマン
標的:復讐蔦
復讐蔦は蘇生能力を利用することでコストを踏み倒すことが出来き、生物スペックも中々に高いので、摘出するには申し分ない標的。
恐血鬼の様に避けられることもないので、安心して使うことが出来る。
青黒コン
標的:審問、ジェイス
青黒の様なコントロールデッキでのミラーマッチの場合の場合審問や強迫などの手札破壊を摘出してしまえば、後々の展開や構えがし易くなるので、悪くないか?
また、ジェイスはサポート兼強力なフィニッシャーにもなりえるので、序盤の内に摘出してしまえばかなり有利に立てるか。
ざっと見た感じで効果的なデッキが分かれる印象。
特に美味しい組み合わせが無いのならサイドボードにおいておくのが無難かな?
strong>対策<
対策を立てるデッキは限られるが、フィニッシャー生物をばらつかせたりすることで、一気に戦力を削がれる事を軽減することが出来る。
また、相手がコレを使ってくる場合に対応して摘出を唱え、先に除外することで対象を不適正にすることが出来る。
こんな感じデイ!!
コメント
対梅沢十手戦の流れを思い出しましたwww
フェニックスの蘇生は確かに面倒ですね~
タイミングをミスると買わされた挙句に蘇生されるので注意w
黒力線的な代替すんのかとおもてた・・・
まぁ余り標的としては美味しくないんですけどねw
シャーマンから落ちた時に狙いたいけど、さすがに弱い動きですよね^^;